第一回 八王子をどり
(2014年3月7日)

伝統の継承をテーマに地元の八王子芸者衆の思いが集結。華やかで情熱溢れる演目の数々ををご堪能いただきました。

君が代松竹梅

おめでたい「君が代」の旋律に合わせ、松竹梅の吉祥を題材にした祝儀舞踊。格調高く、晴れやかな気持ちを呼び起こす舞台です。

高砂丹前

典礼的かつ情趣に富み、格式の高さとともに舞踊的な軽快さも魅力。歌舞伎所作事の一形態である「丹前物」に属し、元禄時代に流行した粋で鮮やかな演技構成を受け継いでいます。

吾妻八景

江戸周辺の名勝「吾妻八景」を題材にした風流な舞踊。自然と人情が調和した美しい情景を、しっとりとした所作で描きます。

八王子の粋 弥生に華咲く艶姿

 

第二回 八王子をどり
(2017年5月19日・20日)

伝統と革新の融合。新たな挑戦が始まる瞬間を記録。

梅の栄

春の訪れを告げる梅花を題材にした雅やかな舞。梅の香り立つ情景とともに、生命の息吹と慶びを表現します。

神田祭

江戸三大祭のひとつ「神田祭」の賑わいを描いた勇壮で活気ある舞踊。町人文化の粋と祭りの熱気があふれる華やかな一幕です。

桜狩り

満開の桜の下、花を愛でる人々の情景を映した優雅な舞。春爛漫の華やぎと、はかない花の美しさが巧みに表現されています。

紅葉の橋

秋の紅葉に彩られた橋を舞台に、しっとりとした情緒を描く舞踊。移ろう季節の美しさと、物思う心をしなやかな所作で表します。

初雪

冬の訪れを告げる初雪の情景を詩的に表現した舞。白雪に染まる景色とともに、静けさの中に潜むあたたかな情が伝わります。

第三回 八王子をどり
(2021年5月21日・22日)

伝統の中に新たな風を取り入れ、進化する舞台芸術。

扇獅子

華やかな扇を手に、獅子の勇壮さと優雅さを併せ持つ踊り。獅子舞の厄払いの意味合いも込められ、力強くも気品ある舞台です。

釣女

狂言仕立てのユーモラスな舞踊劇。男女の掛け合いと、思わぬ展開に思わず笑みがこぼれる、笑いと風刺の効いた人気演目です。

米山こいしや

新潟・米山を舞台に、郷愁あふれる恋模様を綴る艶やかな舞。優しくも切ない節回しと共に、雪国の情景が浮かび上がります。

長崎ぶらぶら節

長崎の港町を情緒たっぷりに描いた、粋でどこか哀愁を帯びた踊り。異国情緒と庶民の暮らしが軽妙に織り交ぜられた名演目です。

いろは鳶(とび)

江戸の火消し「いろは組」の勇ましさと粋を描いた活気あふれる舞。法被姿の鳶たちの心意気が、リズミカルな振りで表現されます。

山中しぐれ

石川県・山中温泉の情景を背景に、旅の情と別れの哀しみをしっとりと舞う叙情的な一幕。しぐれ雨が心にも降り注ぎます。

十日戎(とおかえびす)

商売繁盛を願う「えびす祭り」を題材にした賑やかな踊り。福笹を手に、福を呼び込む明るくおめでたい舞台です。

雪の隅田川

冬の隅田川を舞台に、静けさの中に秘めた想いを描く幻想的な舞。雪景色とともに移ろう心模様が繊細に表現されます。

春風ソーラン

北海道民謡「ソーラン節」に春の息吹を織り交ぜた、エネルギッシュで華やかな踊り。力強さの中に、花開く希望が感じられます。

八王子の四季

「第三回八王子をどり」で初披露された、八王子花柳界オリジナルの新曲です。これから先、八王子花街の伝統として末永く唄い継がれてまいります。

作詞:今井久之
作曲:清元紫葉
振付:藤間亜寿賀

~準備中~